セクター別ETFに投資してセクターローテーションをしてみる

ETF

ETFには市場全体に連動するETFだけでなく、業種・セクターに連動するETFというのがあります。

そして、今回はこのセクター別ETFを使って、景気が悪い時でも高パフォーマンスを狙える

セクターローテーション戦略について説明します。

セクターローテーションとは

セクターローテーションは、株式投資において、景気や相場の動向を把握した上で、各局面ごとに、有望な業種セクター(銘柄群)に投資対象を切り替えていくことで、常に高いパフォーマンスを得ようとする投資戦略(運用手法)をいいます。

金融情報サイト iFinance 金融経済用語集より

景気の波を利用して、その時々で波に乗っている業種・セクターに乗っかり

常に高パフォーマンスを得ることで資産を増やしていく戦略なのです。

この時、個別銘柄を利用してセクターローテーションをする方法がありますが

まさに、このセクターローテーション戦略をするためにあるかのようなセクター別ETFを使った

セクターローテーション戦略について今回は説明します。

業種別ETF

ETFといえば、総資産5兆ドル、ファンド数395本、低コストを追求する

世界最大級の投資運用会社「バンガード」のセクター別ETFを紹介します。

「バンガード」には

米国の株式市場の動向を反映する指標であるS&P500と同じ分類のセクター別ETFがあります。

ETF名
ティッカー *配当率
一般消費財・サービスセクター VCR
1.22%
生活必需品セクター VDC
2.66%
エネルギーセクター VDE
2.71%
金融セクター
VFH
1.81%
ヘルスケアセクター
VHT
1.45%
資本財サービスセクター
VIS
1.61%
情報技術セクター
VGT
1.05%
素材セクター
VAW
1.75%
電気通信サービスセクター
VOX
3.71%
公共事業セクター
VPU
3.46%

*配当率は、Vanguard日本投資家向けサイトの商品案内ページ 30日利回り

この10種類のセクターに加えて不動産セクターであるREITを含めて11業種というのが一般的ですが

全ての業種を使ってセクターローテーションをする訳ではありません。

経験上、自分が使いやすい、相性の良いセクター別ETFを使って

セクターローテーションを行っていきます。

それでは、私のセクターローテーション戦略について説明します。

セクターローテーション戦略

この表の上部、グラフ部分は

赤線が景気の波で、GDP成長率が天井である4-5%付近から減速局面に入り

FRBが金融緩和をはじめ、GDP成長率−1%付近で景気が底を打ち、

上昇局面に入ってから、FRBが金融引締に転じて

GDP成長率が4-5%の天井までの景気サイクルを示しています。

そして、表の下部ではサイクルごとに購入、売却すべきセクター別ETFを示しています。

 

表をご覧のように

その時々で、業種別ETFをBUY、SELLすることでセクターローテーションを行います。

まず、景気が弱くなり始めた景気減速局面では

景気に影響を受けない生活必需品ETFのVDC、ヘルスケアETFのVHTを購入し

景気に左右される景気循環銘柄である資本財ETFのVIS、素材ETFのVAWを売却します。

株式市場が弱気になっている景気の底では、情報技術ETFのVGT、電気通信ETFのVOXを購入します。

景気が底を打ち、景気が強くなり始めた景気上昇局面では

景気減速局面で売却した資本財ETFのVIS、素材ETFのVAWを買い戻し

景気減速局面で購入した生活必需品ETFのVDC、ヘルスケアETFのVHTを売却します。

景気の天井では、景気の底で購入した電気通信ETFのVOXを売却します。

情報技術ETFのVGTは、RSI(14)で80を超える時など、高くなり過ぎたと判断した時に

一部を売却して利確したりしますが基本はBUY&HOLDです。

まとめ

以上、私のセクターローテーション戦略について説明しましたが

皆さんも、セクター別ETFを使って、独自のセクターローテーション戦略を

練ってみてはいかがでしょうか。