ベトナム保険株バオベトの成長性を平安保険との比較から見てみる

中国株

ベトナムは中国と同じように、社会主義国で共産党の一党独裁体制です。

また、経済についても、中国が改革開放により市場経済を取り入れたように

ベトナムもドイモイ政策により市場経済を取り入れています。

 

市場経済を導入したことにより、両国とも経済発展しているが

中国と比較すると、ベトナムは、まだまだと言ったところがあります。

両国の経済指標を見てみると

2000年以降、中国の経済成長率は10%から6%台へと成長率が鈍ってきているが

ベトナムはほぼ6%台をキープしつつ穏やかに経済成長を遂げています。

経済規模では、中国の名目GDPが120,146億ドル、ベトナムは2,204億ドルと54倍もの差があり

1人あたり名目GDPでみても、中国が8,643ドル、ベトナムが2,353ドルと3.67倍の差です。

 

経済規模の差はあるものの、先に成長した中国は

同じ政治経済体制であるベトナムの今後の成長を見ていく上では参考になるでしょう。

 

また、企業の成長は、その国の成長とともにあるので

その国の成長を通して、企業の成長性を見ていくことは

企業の株価を予測する上でとても有効な方法であると思い

中国とベトナムの経済比較を通して、

ベトナムの保険会社大手のバオベトホールディングスの成長性を

中国の民間保険会社の平安保険との比較で見ていくことにします。

企業概要と現状比較

ベトナム バオベトホールディングス

ベトナムで初めて設立された国内大手の保険会社で、

基幹事業の保険事業のほか、銀行業務や資産運用業務なども手掛けています。

生命保険だけでなく、損害保険も行なっており2016年時点で、

生命保険の市場シェアは28.5%、損害保険の市場シェアは17.8%となっています。

中国 平安保険

中国で第二位の保険会社で、生命保険、損害保険などの

保険事業以外に銀行、投資事業などを柱に金融サービスを提供しています。

2017年上半期の時点で

生命保険の市場シェアは12.7%、損害保険の市場シェアは19.6%となっています。

財務状況の現状比較

2017年12月期の売上をみると円換算で132倍もの差があり、

時価総額でも63倍もの差と違いは歴然としています。

しかし、平安保険も中国の経済成長により発展してきたのであるから

中国の経済規模が今より小さかった時は、

平安保険の財務状況の規模も小さかったことでしょう。

1人あたり名目GDPからの比較

2017年のベトナムの1人あたり名目GDPは2,353ドル

中国がベトナムと同程度の経済規模の時期を調べてみると2006年で

1人あたり名目GDPは2,110ドルでした。

ということは、

今のベトナムは2006年の中国と言えます。

 

となると、今のバオベトホールディングスは2006年の平安保険と言えるのか

今のバオベトホールディングスと2006年の平安保険と財務状況を比較してみます。

2006年12月期の平安保険と比較

2006年12月期の平安保険と2017年12月期のバオベトホールディングスの

財務状況を円換算で比較すると

売上で10倍の差、時価総額で16倍の差

2006年12月期の平安保険と比較しても、随分と差があります。

 

しかし、中国の人口13億人、ベトナムの人口9,270万人という

14倍の人口差を考慮すると、売上で10倍というのは

まあ、当然といえば当選。

 

また、EPSで比較すると、バオベトホールディングスが11円、平安保険が18円と

同程度と言って良い数字です。

 

利益率についても、バオベトホールディングスが6%

平安保険が9%と平安保険が優るが、

6%というのは保険会社の平均程度の利益率なので、

保険会社として普通に成長しているということになります。

ちなみに、日本の第一生命保険は5%程度です。

 

以上の点から考えて

今のバオベトホールディングスは2006年の平安保険と同程度の規模

つまり、今のバオベトホールディングスは2006年の平安保険だ。

と言ってしまいましょう。

 

平安保険の株価チャート

Yahoo Financeより

これからのバオベトホールディングス

1人あたりGDPが1,000ドルを超えるあたりから、

生保の普及率が大きく上がる傾向があると言われているので

2017年の1人あたり名目GDPが2,353ドルのベトナムは

まさに、生保の普及率が大きく上昇していく最中にあります。

 

また、2015年のベトナムの保険深度は0.8%*

*ニッセイ基礎研究所「2015年ベトナム生保市場動向」レポートより

保険深度=生保の収入保険料の対GDP比

2016年の中国の保険深度は、4.16%です。

保険深度の面からも見ても、中国に追いつくようなかたちで

これから保険収入が増加することが見込まれます。

国全体の保険収入が増加すれば、

当然のように、バオベトホールディングスの保険収入も増加します。

アイザワ証券より

株価を見てみると、今は、2011年の高値を試しに行っている状態です。

2017年12月期の本決算の堅調な成績を考慮すると

ここを上抜ければ、さらに上昇して行くことになるでしょう。

 

平安保険が、2006年から2017年の10年間で株価が10倍になったように

バオベトホールディングスも、今の株価84,000ドンから10倍というのも

これからの成長性を考えれば夢ではないと言えるでしょう。

<参考>

2014年時点での日本の保険深度は8.4%です。

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