アジアの未来に投資することは日本の未来に投資すること

アジア株

ブログタイトルの言葉は、6月11日から12日に都内で開かれた日本経済新聞社主催の

国際交流会議「アジアの未来」の晩餐会での安倍首相の言葉です。

 

今回の「アジアの未来」は「開かれたアジア~繁栄と安定への課題」というテーマで

トランプ米大統領が推し進める保護主義などの逆風を乗り越え

アジアはいかにして自由貿易を守り、これからどのように

持続的な繁栄をしていくのかが話し合われました。

 

しかし、現状ではグローバル化が逆行し、自由貿易が脅かされようとしています。

この流れは、トランプが大統領になった2017年1月から勢いが増したように感じます。

トランプ大統領のグローバル化・自由貿易に背を向ける政策

トランプは大統領に就任後直ぐに

TPP(環太平洋経済連携協定)から離脱しました。

TPPとは、環太平洋地域のに位置する国々が協定を結び

自由で開かれた貿易を実現しようというものです。

トランプ大統領は、まずこの自由貿易を掲げるTPPから離脱します。

 

そして、立て続けに

北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉

メキシコなどからの不法移民に対する規制の強化

アメリカ国内への企業進出の促進と雇用拡大

とアメリカ第一主義による保護主義政策を掲げました。

そして、6月18日、中国製品に対して25%の追加関税を課すことを発表しました。

 

この発表を受けて世界の株式市場は崩れてしまい、今も落ち着いていません。

7月6日までは中国製品に対する追加関税が発動されるかは分かりませんが

中間選挙がある11月6日までは、

トランプ大統領のアメリカ第一主義、保護主義政策の色は薄まらないでしょう。

アジアに目を向ける

トランプ大統領の政策に惑わされ、世界が混乱しています。

こういう時こそ、原点に立ち返り、自国から世界を見渡してみると

「日本はアジアで唯一の先進国で、アジアの国の一つなのだ」ということに気づかされます。

 

今は、アメリカ第一主義・保護主義に走るアメリカ、トランプ大統領は一旦置いといて

日本が位置しているアジアに目を向ける時なのではと思うのです。

 

日本には、アジアとの自由貿易を目指す枠組みがいくつかあります。

二国間で関税だけでなく知的財産の保護や投資ルールの整備なども含めた

EPA(経済連携協定)もありますが、多国間のもあります。

二国間のものだと

日本・タイ経済連携協定:2007年11月1日発効

日本・インドネシア経済連携協定:2008年7月1日発効

日本・フィリピン経済連携協定:2008年12月11日発効など

 

多国間のものでは、日本・ASEAN包括的経済連携

そして、さらに規模が大きい東アジア地域包括的経済連携(RCEP)があります。

東アジア地域包括的経済連携(RCEP)とは

日本とASEAN10カ国および中国・韓国・インド・オーストラリア・ニュージーランドの

計16カ国による自由貿易協定構想が東アジア地域包括的経済連携(RCEP)です。

RCEPは、201211月のASEAN関連首脳会合において正式に交渉が立ち上がりましたが

構想状態でまだ、実現に至っっていません。

しかし、RCEPが実現すると

人口約34億人(世界の約半分)、GDP約20兆ドル(世界全体の約3割)

貿易総額10兆ドル(世界全体の約3割)を占める広域経済圏が出現します。

その先をみる

なぜ、保護主義に反対なのか?

それは、歴史が証明しています。

世界経済が大きく発展したのは、航海時代を経て貿易が開始されたころからですし

保護主義的な政策をとった途上国は、1960年頃までまったく経済成長をすることができなかった。

貧困状態が続いたのだ。市場を外に向かって開かずして、経済成長を実現することはできないのだ。

「アダム・スミス以来続く自由貿易vs保護貿易 だが、保護主義で栄えた国など一つもない!」

と伊藤元重教授が言われているように、保護主義では経済成長ができないのです。

市場が開かれ、貿易が自由に行われる自由貿易の方が経済を成長させることができるのです。

 

RCEPが実現すれば、日本を含めたRECPに加盟している国々が成長するのです。

今でも、RECPの経済圏は非常に大きなものです。

これから、各国の経済自由貿易によりさらに経済は成長していくでしょう。

そうすると、RCEPの経済圏もまた一段と大きくなっていき

RCEPに加盟したい国も増えていくでしょう。

また、経済圏が大きくなり・・と上昇のスパイラルが加速していきます。

アジアへの投資を始めてみる

国の経済が成長すれば、その国の企業も成長します。

国の経済が成長すれば、その国の不動産の価値も上がります。

RCEPが実現する前に、これから更に経済が成長するアジアの未来に投資をしてみませんか?

そこで、オススメしたいのが、iシェアーズ MSCI エマージング・アジア・インデックス ETFです。

iシェアーズ MSCI エマージング・アジア・インデックス ETFとは

世界最大の運用会社であるブラックロックが運用するETFで

MSCI エマージング・アジア・インデックスのパフォーマンスと

密接に連動した投資成果(報酬および経費控除前)を目指しています。

MSCIエマージング・アジア・インデックスとは、

MSCI.INc.が算出し公表している指数で、新興国株式市場の値動きを示す指数である

MSCIエマージング・マーケット・インデックスからアジア株式を抽出したものです。

 

それでは、まず資産構成を保有国別にみてみると

RCEP加盟国である、中国、韓国、インド、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピンが

上位を占めています。(3位の台湾はRCEPの加盟国ではありません)

ファンドの詳細

注意すべき点としては、このETFは香港証券取引所に上場しているETFなので

香港上場銘柄を取り扱っている楽天証券などの証券会社に口座が必要という点です。

パフォーマンス推移

2017年6月26日から2018年6月26日までの1年間のパフォーマンス推移がこちらです。

今年、2018年に入ってから上値が重い展開です。

直近は、トランプ大統領の中国に対する追加関税発表でパフォーマンスは悪くなっています。

トランプの保護主義政策が終わるまでは、まだ下がりそうな気配もあります。

 

しかし、このETFを保有すれば、RCEPが実現した時の恩恵を受けることができます。

先にあげた、安倍首相の言葉に戻りますが

「アジアの未来に投資することは、日本の未来に投資すること」は、

つまり、

「iシェアーズ MSCI エマージング・アジア・インデックス ETFの未来に投資することは

自分の未来に投資すること」と言い換えても良いのではないでしょうか。